写真をデータで残すということは、保存のランニングコストがあまりかからない上、半永久的に劣化しないのでかなりおすすめの方法といえます。では、具体的にどうすればいいのでしょうか。
まず、スマートフォンについているカメラで撮影した画像を残したいという場合ですが、スマホ本体にそのまま残すか、フラッシュメモリに保存するか、あるいはアプリを使ってクラウドなどに保存するというのが一般的です。この三つの中でもっとも簡単なのがスマホ本体に残すことですが、おすすめとはいえません。というのは、スマホが壊れてしまって修理に出した場合、本体に保存されているデータはすべて初期化されることが多いからです。また、その時点でデータを別の媒体に移そうにも壊れてしまって、ファイルの移動やコピーといった操作ができないこともありえます。
画像データをフラッシュメモリに保存しておくと、スマホが壊れてしまってもメモリを取り出して新しいスマホに差し込めばまた閲覧できるようになるのでおすすめです。ただ、フラッシュメモリだけにデータを保存しておくのは避けましょう。というのは、フラッシュメモリには寿命が存在するからです。大抵、前触れもなくいきなりデータの書き込みや読み込みができなくなってしまうので、別のメモリに移す暇もなくデータがだめになってしまいます。
一番おすすめの保存方法は、フラッシュメモリへの保存とアプリを使ってのクラウドサービスへのバックアップという二段構えにしておくことです。こうすれば、仮にどちらかのデータが消失してしまっても問題ありません。